東禅寺リベンジして、高輪築堤跡をのぞき見する。【お散歩日:2022.03.21】
港区の東禅寺、リベンジしましたよ!
先日行ったら、閉門していたので・・・。(東禅寺は閉まってた【お散歩日:2022.03.07】)
この日は高輪ゲートウェイ駅からスタート。駅出たところはこんな状態(2022年3月当時ね)。盛大な工事中。
来年にはどうなってるのかな?
例のかつらをかぶったお坊さんが由来の桂坂の前を通り過ぎ・・・
着いた、東禅寺!!
ほら、開いてたよ~。(この時点で14:45)
前回の記事で紹介しましたが、幕末の史跡です。
入場~!門を入って本堂まで木立に囲まれた道。
振り返って門の方を見る。
なぜ、この構図にこだわるかというと、、、
この写真(↓)が気になるんですよねー。
どこから撮影してるのかな・・・。角度的には、「上」から見てるよな・・・・。
位置的には、この塔の上があやしいんですけどね。
これは、撮影者のブルガーさんとモーザーさんに聞かないとわからないのかな。
本堂。境内は特に観光客が来ることもないので、静かです。
由緒が貼られていました。
景色が反射して判別できなくなってるけど、先ほどの明治5年の写真も紹介されてた。
読めないので書き起こしてみた。
東禪寺は慶長15年(1610)江戸城外櫻田に開創されました。
本尊はお釈迦さま、開山は嶺南禪師、開基は宮崎の飫肥藩主伊東祐慶公、
臨濟宗妙心寺派の古刹です。
寛永13年(1636)この高輪に移転再建されました。
現在、赤坂にある霊南坂は嶺南禪師の名残りです。創建以来250年は諸大名家の江戸での菩提寺でした。
嘉永6年(1853)に至り長閑だった日本にペリーが来航、欧米列強の脅迫的な開国要求に
止むをえず日米及び日英修好通商条約を締結しました。幕末の150年前の安政6年(1859)6月7日に英国公使オールコックは
此の東禪寺境内にユニオンジャックの英国旗を掲揚して最初の英国公使宿館としました。
文久元年(1861)水戸浪士による襲撃事件、及び翌文久2年(1862)と2回にわたり
襲撃事件がありました。
此の東禪寺はかつて幕末に於いて日本外交のひとつの舞台でした。
しかし幕命にて逆らえなかったとはいえ攘夷の風潮のさなか、
而も神聖なお寺に異邦人を居住させたこと、により穢れた寺と誹謗され、
7ヶ年に及ぶ占拠はお寺の事情を一変させました。
檀家の有力大名家はお寺を見放し離檀、経済的な裏付けを失くして
境内は荒廃して憂慮すべき一途を辿ります。
東禪寺は平成22年(2010)開創400年を迎えました。
開創400年企画のひとつとして「遙かなあしたを植える」をテーマに
地球環境戦略研究機関 国際生態学センター長の宮脇昭先生と一緒に
2010.04/18及び2011.04/17に『東禪寺どんぐりの森づくり』を実施し、
のべ500名で45種2800本の植栽をしました。
尚、平成22年(2010)東禪寺は国の史跡に指定されました。
さながら大きな樫の木が炎天下に木陰の涼しさを供するように
安心のよすがとして大小幾多の辛苦を遭逢を経て法灯400年、
「天下の蔭涼樹」嶺南の一家風は此処に健在です。
本堂の裏手には、僊源亭、裏庭(池がある)があり、国指定史跡だそうですが、住職さんの丈室だそうで、非公開。ここから先は入れません。
さ、帰りましょ。またこの構図にこだわる。
さて、第一京浜に出まして、次の目的地の途中にある、高輪神社にお参り。
古地図で見ると、ここって本当に目の前が海なんですよねえ。
この前から気になってたんだけれど、今日もスルーしてしまった「車町稲荷神社」。
今度は行ってみよ。
で、向かってる先は、この泉岳寺交差点の右折したところ。「高輪築堤跡」っていう表記がgoogle mapにもあるんですよねー。
気になっていたので、いざ!
周辺は再開発工事中で、仮歩道が作られています。
山手線、京浜東北線、東海道本線、横須賀線、東海道新幹線などの線路がずらーっと並ぶこのエリア、線路向こうに行くことができる道です。
おやおや、のぞき見してる方々がいますww
私もそれ目的なんで・・・
うーん・・・
「築堤跡」と史跡のようにgoogle mapには記載されてたけど、特に公開しているわけではないので、普通には見れません。
これは、両腕をめいっぱい上げて、スマホに撮ってもらうしかありません!!
↑ 伸びたところ。
もう少し進んだところで、柵のすきまから・・・
伸びてみました!!めいっぱい!!
ここも伸びて~。石垣が見えますね~。
高輪築堤跡については有名ですが、説明加えますと、明治初期に初めて鉄道が通った時に、高輪周辺は海に築堤を作って線路を敷いた、その遺構です。
しばし、明治に思いを馳せたあと、品川駅へ!!
なんか、すっごい天井の低いところを通ったんですよ・・・。頭付きそ!
身長164cmの私でも反射的に首をすくめてしまうような低さ。背の高い人はずーっとかかんで通るんじゃないかと。
出てきたところ。
コーンとか見ると、低さ加減がわかるでしょ?
この道、「高輪橋架道橋」。高輪ゲートウェイ開発が始まる前まで車道だったんっすね~。
トンネルを抜けると目的地への案内が!(助かる)
案内に従って、てくてく歩く・・・。
品川駅に着いた~。