北区

飛鳥山はコスプレの聖地だったのか・・・【お散歩日:2020.01.11】

この日は埼玉の実家へ帰る前、途中どこかに寄ろうと思って、北区にある飛鳥山をチョイス!

それも都電で行きたいな~。ほぼ唯一道路を走る、あの部分に乗りたいな~。


ってなわけで、自宅の最寄りの駅からメトロを乗りついで雑司ヶ谷駅にやってきました!


駅から、1番出口、「東京さくらトラム」の乗り換え表示を見ながら、外へ出ると、目の前に都電荒川線の線路があります。
駅は線路向って左手の100mほど先。見えるので迷わず進む。


大人、ICカードだと168円か。バスより安いんだな。


ちなみにこの乗り換え駅は「鬼子母神前」です。
メトロの雑司ヶ谷駅で降りたからといって、都電は雑司ヶ谷ではなく、「都電雑司ヶ谷」という駅は隣にあります。


東京さくらトラム(都電荒川線)w

いつまで、(都電荒川線)がつくんだろうか。定着すんのかなこの名称。
イメージアップなのか呼びやすい愛称に(外国人観光客に?)したかったのか、知らんけど「都電荒川線」じゃダメなの?いいじゃん?荒川(区)だって、荒川(区)差別かい?(※元荒川区民が言います)

「東京さくらトラム」は愛称で、都電荒川線の名称を変えたわけではないというけれど、外国人観光客に「sakura tram」って言われてもわからん人多いんじゃないかい?


駅の沿線ガイドが充実してます。あちこち行きたくなるねー。

さて、とことこ電車は進みまして、「飛鳥山」駅を超えたあたりから、いよいよ道路を走って「路面電車」っぽくなります!
大塚駅前も一瞬路面電車っぽくなるのですが、車とは分けられているので。「路面電車」している都電荒川線の車内からの画像をお楽しみください。


信号待ちしてます!


飛鳥大坂下ってます!GO!GO!!!


目的地は飛鳥山だったので、「飛鳥山駅」で下車してもよかったのですが、路面電車を楽しみたかったがために、乗り越して「王子駅前」までやってきました。


下車して今通ってきた線路を渡りますが、踏切などないので注意書きがいっぱいです。


そこから向かうのは・・・
「さくら新道」ではなく(笑)、その奥の「あすかパークレール」というモノレールの駅です。
埼玉に住んでいた頃は、東京に出る時にはJRで王子を通過することが多かったのですが、その当時はこれ、ありませんでした。(2009年運行スタート)
確かに飛鳥山というだけあって、山なのですよ。特に石神井川が流れる王子駅周辺からは、傾斜がきつくなっています。
普通に「登山」しようかなと思ってたんですが、乗ってみるのも面白いよね!と乗車。乗車は無料です!!

ちなみにさくら新道というのは、飛鳥山とJR線路の間の飲み屋街です。でも今は立ち退きでなくなってしまったみたい。検索したらその路地の景色を惜しむ方々が大勢いました。


アスカルゴ、来ましたよ!いざ乗車。
あ、車両が丸くてかたつむりに似ているあら「アスカルゴ」って愛称なんだって。(ダジャレかよ)


出発!
登っていきます。


後ろを振り返ると・・・


右手には先ほど都電で通った飛鳥大坂と、石神井川の旧水路(現在は親水公園)に架かる音無橋が見えます。


頂上の駅。
けっこう人気ですね。乗る人多い。


せっかくなので、アスカルゴが下っていく様子を見守りました。
高い感が出てるでしょ


さて、園内。
王子駅通過のたびにいつも眺めていた飛鳥山に初めてやって来ましたよ。山内には博物館が3つあるとのことで、うち2つは整備中で休館しているのは承知の上で参りました。


さくっと見物していこう。
眺めいいっす。


綺麗に整備されてます。


椿がきれい。


下山する道は何カ所かあります。


ん?!これは?


へええええ、あの顔の濃い人の!?
飛鳥山に縁があったとは。
日本橋川を追いかけた後、永代橋渡ったところで砲術塾跡地を見つけたけれど。
東京って狭い~って、よくわからない感慨にふけったあと、散策は続く。


石碑が多いな。


読んでみると・・・


「飛鳥山のお花見は向島とともに仮装が許されていたので、まるで落語にでてくるような仇討の趣向や、変装などのためにたいへんな賑わいでした。
って、コスプレかよ・・・・。
日本人は江戸の昔からコスプレ好きだったんですねえ。


遊具のある広場。ファミリーでいっぱい。


山の東側の崖にあたる場所に展望台があります。左の建物は売店&食堂の「飛鳥山さくら亭」。飛鳥山って桜の名所だから「さくら」てネーミングが多いな・・・。


展望台(とは言ってないけど)からの眺め。


江戸時代から桜の名所として大人気だった飛鳥山。この絵は上の写真とはちょっと方角がずれてもっと北の方を向いてるので筑波山が見えます。
関東平野育ちの私からすると、この絵見た時に筑波山の形に驚いた!だって、本当にこの通りだし、江戸(=東京)からも絵にするほど親しい山だったんだなって。私の育った場所からは当たり前に見えてましたけどね。小学校の校歌でも「筑波の峰」って歌詞ありましたから。


さくら亭入り口。


いいですね~。このメニュー!
今度来たら、いなり寿司が食べたい!


その他、SLなど。

SLって銀河鉄道999が大好きだった私にとっては、メーテルのセリフ「見かけは心休まる大昔の蒸気機関車」「二度と帰らないお客のためにはこんな大昔の型の列車でないとダメなの」の、イメージですが(笑)。

心休まる・・・まあ、レトロってことなんでしょうね。
冒険ともいえる旅に出る(若い時代に上京するとか)時の象徴なんでしょうか。ある時代の日本人には。

お、このSL、昭和47年まで走ってたんだ!!
うん、確かに私の生まれた頃にいろいろ廃止になったのは知ってる。東京の路面電車もそうだしね。


さて、開いている博物館のひとつ、飛鳥山博物館へ入場しました。


「来て、見て、さわって!昔の道具」展というのをやってました。
中でも昭和の道具は、懐かしいですね~~~~。さすがに火鉢の時代ではないですが、この踏み台と湯たんぽ。実家にありました!!


保温ジャー。どうして蘭の柄なんだろか。でもこういうのあったと思う。


黒電話!私らは普通に使ってましたが、ああ、今は博物館展示案件なんですなあ・・・。

黒電話は中学の頃にサヨナラしましたが、そのころによく見た夢で、何かに焦っていて電話をしないといけないのに、このダイヤルがやたら重くて(しかも途中で間違えてやり直し)、なかなか電話が繋がらないというものがありました。ちょっと思い出した。


博物館ロビーは、再来年の大河ドラマ「渋沢栄一」で盛り上がってます!
博物館のマスコットは「コン吉」君だそう。


博物館内のカフェのメニューもいい感じです!
名物飛鳥山おはぎ


渋沢資料館はリニューアル工事中です。
春にリニューアルだった予定ですが、やはりコロナの影響で延期になってますね。

なぜ飛鳥山に渋沢資料館かというと、邸宅があったからです。この後、邸宅跡へ。
普通に考えて公園に住んでるってどういうこと?!って思うけれど、もちろん、邸宅跡地が売却され、公園が拡張されたものです。


ふーん。30年ほど住んでいたのか。


晩香廬・青淵文庫はリニューアルのため休館中。


あれが晩香廬。


こちらが青淵文庫。
ステキな建物。


竜をデザインしたステンドグラスがあるのか。今度入ってみたい・・・。
 晩香廬・青淵文庫公開カレンダー(渋沢栄一記念財団公式)


建物にまつわる展示品がありました。


山形亭跡。


この写真がいいですね~。自宅の敷地の中に建物がいくつもあるのって、どういう気分でしょうか。農家の蔵や納屋とは違うし(笑)。優雅です!


庭園をゆっくり探索したかったけれど、閉園時間が来てしまいました。


古墳があるそうなのだけどこれ?


さて、山を下りて帰ります。登ったところと違う出口から。


線路を渡って王子駅まで。


振り返る飛鳥山。


向こう側の踏切は都電荒川線東京さくらトラムです。

お散歩まとめ

飛鳥山公園(北区公式)
飛鳥山3つの博物館

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